閖上・荒浜訪問(仙台一日目)

戸田です。

6/9(金)のJ-SUMMITS Special Seminar への参加に合わせて、被災地の状況を感じてみたいと思い、今日から仙台入りしました。

着陸するときに、仙台空港そばの海岸の木が倒れているのが少し見えましたが、空港内はキレイで、すでに津波の影響は感じられませんでした。

日程が空いてるのが到着日の午後しかなかったので、最初はJRで行けるところまで行こうかと思ったのですが、どこまで行けるかよくわからないし、どこに行けばいいかもよくわからない。

いろいろ検索していると、googleの広告に被災地案内を行うタクシー会社がでていました。あまり考えてる時間もないので、経由地の名古屋空港での待ち時間中に予約しておきました。

仙台駅から2時間のコースなので、仙台空港近辺へ向かい、そこから閖上を通って戻りましょう、ということに。

しばらくは通常の光景でしたが、空港近辺あたりから変化が。

そして、海岸方向に入っていくと、わかってはいたものの一面に広がる光景に自然の力がいかに強大なものかを感じさせられました。

タクシーの運転手さんからはいろいろなお話を聞かせていただきました。転倒防止のL字金具などで固定してあって家具が倒れたりする家は少なかったことや、地盤が固く震度6強から7の地震を耐えたことから企業の分散拠点として選び始めていること。震災翌日から自衛隊や警察関係の方をタクシーに乗せて被災地へ向かったこととそのときの様子。

お話の中で印象的だったのは、仕事をしていながらも「もっと違う貢献はできるのではないか」というもどかしさを感じていたが、ラジオから「今お仕事ができている方は、そのお仕事をされることが復興につながります」と繰り返し繰り返し流れていたそうです。それを聴いて「今のままでいいんだ」と心が癒され、気持ちが楽になった、と言われていました。運転手さんが感じられていたことは、私自身が感じていたことでもありましたので、私も少し気が楽になりました。

荒浜地区の海岸沿いの慰霊碑に手を合わせて帰途へ。

東日本震災に対して自分ができること。

そして、自分の地域、社員、家族に対してできることを見つめ直し、行動したいと思います。

リアルワークス 戸田博公

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